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瀋丹旅客専用線(しんたんりょかくせんようせん、)は中華人民共和国の建設中の高速鉄道路線である。遼寧省瀋陽市の瀋陽南駅と丹東市の丹東駅を結び、路線長224km。瀋丹都市間鉄道()とも呼ばれる。 == 概要 == 瀋丹旅客専用線は瀋丹線と並行した高速鉄道であり、東北部最大の工業都市である瀋陽と北朝鮮との国境都市である丹東を本渓を経由して結ぶものである。遼寧省東部の山岳部を通るため、多くの橋梁、トンネルを建設しなければならず、工事は困難を伴うため、工期は4年と長めである〔瀋陽~丹東高速鉄道、橋梁建設段階に 〕。 瀋丹旅客専用線の整備は中国鉄道部と遼寧省の共同事業である。2010年3月17日に着工され、2015年9月1日に開業した〔瀋丹高速鉄道、1日開業 〕。総工費は268.8億人民元(うち建設費248.8億元、車両20億元)。 在来線の瀋丹線でそれまで3時間34分を要していた瀋陽-丹東間を最速1時間11分で結ぶ。 新たに92の橋梁、58のトンネルが建設され、そのうち最長の橋梁は瀋本大道1号特大橋(2896m)、最長のトンネルは南芬トンネル(7349m)である。 丹東駅付近ではこれまでの在来線である瀋丹線が市内の錦江山を迂回していたのに対して、錦江山トンネル(4605m)を貫通することにより、より直線的に瀋陽方面を目指す線形で建設されている〔瀋丹旅客専用線 「一時間経済圏」(簡体字中国語) 〕 (在来線についても、丹東駅-金山湾駅間(14Km)がこの錦江山トンネル経由の金丹連絡線の新しいルートに変更され(2015年1月21日)、これにより市街地内の踏切の撤去が可能となった)〔瀋丹鉄路 金丹連絡線正式開通(簡体字中国語) 〕。 丹東市では、プロジェクト決定後に着工されて完成した新しい政府系施設等が、建設によって取り壊されることになり、批判する声が高まった〔瀋陽-北朝鮮国境の高速鉄道に「どら息子プロジェクト」の声 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「瀋丹旅客専用線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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