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沖ノ原遺跡[おきのはらいせき]
沖ノ原遺跡(おきのはらいせき)は、新潟県中魚沼郡津南町赤沢字沖ノ原6546番地外にある縄文時代中期後葉の遺跡である。国の史跡に指定されている。 ここから出土する深鉢型の土器は沖ノ原式土器と呼ばれ、火焔土器終焉直後に位置づけられている。 == 概要 == 沖ノ原遺跡は、信濃川の支流である中津川の河岸段丘上の高台(川床から約160m)に位置する縄文時代中期の遺跡である。この遺跡は苗場山麓地域国営総合農地開発事業の中で発見され、1972年から1973年にかけて3回の発掘調査が行われ、中央に広場を持つ直径約120メートルの環状集落であることが判明した。また、西南方向には水源となる自然湧水地点があり、竪穴式住居49基、長方形大型家屋3基、敷石住居1基の跡が確認されているが、その分布状況から少なくとも200基以上の家屋が存在していたと推定される。また大型の家屋は住居用というよりは、社会的に利用されたものと考えられている。なお、建物は主としてクリ材が用いられている。貴重な遺跡であったため、津南町は保存のため遺跡全体を開発地区から外した。その後沖ノ原遺跡は、学術的に高い評価を得て1978年には国の史跡に指定された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沖ノ原遺跡」の詳細全文を読む
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