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沖縄県庁舎 : ウィキペディア日本語版
沖縄県庁舎[おきなわけんちょうしゃ]

沖縄県庁舎(おきなわけんちょうしゃ)は、沖縄県庁の建物の総称である。1990年に竣工した現在の建物は黒川紀章により設計された。所在地は沖縄県那覇市泉崎。隣りには沖縄県議会沖縄県警察本部庁舎がある。近くには那覇市役所やテレビ局百貨店銀行などが立ち並ぶ。
== 概要 ==
戦前の沖縄県庁も同地に置かれていたが、1944年10月10日の空襲(十・十空襲)で焼失すると、宜野湾に一時移転した。沖縄戦時は陸軍第32軍の司令部があった首里の周辺の壕へ移り、軍の移動とともに壕を点々とする。
戦後は同じ土地に琉球政府米国民政府立法院裁判所などが建っていた。
1968年に米国民政府が移転し、また復帰により国家事務を扱う部局が移転したことで一時的に余裕ができたが、行政需要が増大したことで庁舎が手狭になってきた。緊急にプレハブ庁舎を建てたが間に合わず、近辺の民間ビルを借りて対応しなければならなかった。そこで、1981年(昭和56年)より沖縄県総務部に県庁舎建設準備室を設置し計画が進められていた。
沖縄県庁を中部に移転し、第1庁舎や沖縄県議会(旧立法院)の保存を求める声があったものの、1986年に第1庁舎、第3庁舎、旧司法庁舎などを撤去して着工。ところが、琉球王朝時代の窯業釜「湧田釜」が発掘され、移転論なども再噴出した。結局、釜は掘り出され、那覇市おもろまち那覇新都心に移設された(2007年11月に開館した沖縄県立博物館・美術館への設置が行われている)。移設後、工事が再開され1990年1月に県庁舎は完成した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「沖縄県庁舎」の詳細全文を読む



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