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澤野工房(さわのこうぼう)は、大阪市浪速区にある履物屋・ジャズ・レーベルである。アトリエ澤野(あとりえさわの、Atelier Sawano)の商号も持つ。「聴いて心地よかったらええやんか」〔澤野工房公式サイト「澤野工房について」より引用 〕というシンプルなコンセプトの下、CD・DVDの制作や販売を行い、その品質の高さでジャズ愛好家の支持を集めているレーベルである。 == 略歴 == 大阪・新世界の履物屋の4代目店主・澤野由明は、大学生時代から「日本で買うレコードがなくなるほど買い集めた」〔新世界の老舗履物店 通天閣で夢のライブ! ABC(朝日放送)テレビ 2007年6月12日放送の番組より〕熱狂的なジャズ好きであった。同じくジャズ好きの3歳下の弟はしばしばヨーロッパにジャズのレコードを買いに出かけ、その際澤野もレコードを買ってきてもらっていた。それも当初は趣味に過ぎなかったが、弟がフランスに移住したのをきっかけに〔ABCラジオ「ニュース探偵局」の2008年2月24日放送の記録 〕、1980年に澤野商会を設立した。 設立当初は、日本のジャズレコードをヨーロッパに輸出し、紹介することが事業の中心であった。3年後にはレコード制作と輸入販売も開始し、オランダのクリス・クロス・ジャズ(:en:Criss Cross Jazz)の日本初の代理店にもなったが、1980年代後半、レコードからCDに媒体が切り替わったあおりで業績不振に陥り、1990年に輸出事業からの撤退を余儀なくされた。 それでも5年後には輸出事業を復活させ、1998年からCD制作に乗り出した。このCDの品質が評価され、次第に大手CD店で澤野の商品が扱われるようになり、2000年1月23日付のHMVモダンジャズチャートでは、ウラジミール・シャフラノフ(:sv:Vladimir Shafranov)「ポートレイト・イン・ミュージック」が1位を獲得したのを筆頭に、上位20位までに澤野の作品が4つ入る〔people_vol.45 澤野由明 log osakawebmagazineより〕ほど知られるようになってきた。 2002年に法人化し、有限会社澤野工房となった。この年からDVD制作も開始し、また所属ミュージシャンによるコンサートを主宰するようになった。 その活動は行政にも注目され、浪速区と協力したジャズフェスタもこれまでに開催されている〔通天閣で6・7月ジャズイベント 読売新聞〕。 なんばパークスにある雑貨店「&音(andon)」に澤野工房コーナーが設置されており、澤野工房の全作品を販売している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「澤野工房」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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