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河内十人斬り : ウィキペディア日本語版
河内十人斬り[かわちじゅうにんぎり]

河内十人斬り(かわちじゅうにんぎり)は、1893年(明治26年)に大阪府南東部の金剛山麓赤阪水分(あかさかすいぶん)村で起こった殺人事件
金銭・交際トラブルによって、名前通り10人殺害されて当時のビッグニュースとなり、小説・芝居にも使われ、大阪の伝統芸能である河内音頭の代表的な演目となった。
== 事件の発端 ==
この事件の犯人は、村民で博打打ちの城戸熊太郎とその舎弟の谷弥五郎で、熊太郎の内縁の妻おぬいが、村の顔役の松永傳次郎の弟、松永寅次郎と密通していた事が発覚したことから、事件は起きた。
熊太郎が激怒して別れ話を切り出したが、おぬいの母おとらが「お前とおぬいが一緒になる時に自分に毎月仕送りをする約束だったのに、全然仕送りを貰っていない。別れるなら払わなかった分を全部払ってから別れろ」と熊太郎をなじった。
仕方なく熊太郎は金を払うことにしたが、博打打ちでその日暮らしの熊太郎には、まとまった金が無く金策に奔走した。そして昔、博打で勝っていた時に、松永傳次郎に金を貸していたことを思い出し、返してくれるように頼んだが、傳次郎は記憶に無いと言い張って、子分を使い熊太郎を袋叩きにした。松永一家に女を盗られ、借金まで踏み倒されて半殺しにされた熊太郎は、舎弟の弥五郎に押されて仕返しを決める。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「河内十人斬り」の詳細全文を読む



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