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河瀬一治 : ウィキペディア日本語版
河瀬一治[かわせ かずはる]

河瀬一治(かわせ かずはる、1951年昭和26年)10月12日 – )は、日本政治家福井県敦賀市長(5期)、全国原子力発電所所在市町村協議会会長。福井県議会議員(1期)、敦賀市議会議員(2期)を務めた。
== 来歴 ==
福井県敦賀市生まれ。日本大学商学部卒業。
1983年、敦賀市議会議員選挙に出馬し、初当選を果たした。1987年に再選。1991年から福井県議会議員を務める。1995年、敦賀市長選挙に出馬し、当選。以後5期連続で当選。敦賀市長就任後、日本政府からの原子力発電関係の交付金を利用して「リラ・ポート」(温泉施設)等、大型の公共事業を推進し市内に豪華な施設を多数建設してきたが、維持費が嵩み、財政的な負担が生じているとの批判もある〔パイオニアの不満 恩恵に落差 細る財政 福井新聞、2010年5月25日。〕。
2011年4月24日投開票の敦賀市長選挙では、直前に発災した東日本大震災による東京電力福島第一原発事故の影響もあり、「原発との共存」を原子力政策として掲げる河瀬に対し、新人3候補が出馬したが、多選批判をかわし次点に約2,500票の差をつけて5選を果たした。しかし、市長選は立候補者が多かったわりには盛り上がりを欠き、投票率は70.74%で、過去最低となった〔敦賀市長に河瀬氏、最長5選 投票率最低70.74% 福井新聞、2011年4月24日。〕。2014年9月、次期市長選挙には出馬せず引退する意向を表明、その際、次期市長には塚本勝典副市長が望ましいと述べ、事実上塚本副市長を後継者に指名した。塚本も後継立候補に前向きな姿勢を示していたものの、同年10月、河瀬に対し「一身上の都合」により後継指名を辞退する意向を伝え、河瀬も了承した。塚本の家族が市長選挙立候補に強く反対しており、出馬の環境が整わないためという。塚本は河瀬の任期満了をもって副市長職を退く考えを示した。2015年4月28日に、市長職を退任した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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