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河畔砂丘[かはんさきゅう]
河畔砂丘(かはんさきゅう)とは、砂床河川の中・下流域の流路に沿って形成される砂丘である。 乾燥地帯の砂床がある地域では内陸部に砂丘が形成されることは(砂漠など)珍しいことではないが、日本のような湿潤な気候条件下で内陸部に砂丘が形成されるのは河畔砂丘のみである〔石狩平野にある紅葉山砂丘は海岸線から離れた内陸に位置しているが、これはかつての石狩湾沿いに形成された海岸砂丘であり、内陸に形成されたものではない。〕。 日本では木曽川、最上川、利根川それぞれ3河川の流域及び旧河道周辺にのみ存在する珍しい地形である。 == 形成原因 == 砂丘は風により運ばれた砂が堆積することにより形成される地形であるが、日本では鳥取砂丘、中田島砂丘など海岸部に形成されるものが大半である。 砂丘を形成維持するために必要となる、安定した砂の供給源を持たない植生の豊かな日本の内陸部で砂丘が形成されるのは河畔砂丘のみで、河原から吹き上げられた砂が、蛇行した河川の凸部の風下側に堆積することにより形成されるものである。したがって河畔砂丘は、砂を含んだ河原が広い、ある程度規模の大きな河川の流れる平坦地(氾濫原)という限定された条件がなければ形成されない。低地にある微高地という点で自然堤防と類似する地形である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「河畔砂丘」の詳細全文を読む
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