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沼の王の娘[ぬまのおうのむすめ]
「沼の王の娘」(ぬまのおうのむすめ )は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの創作童話の一つ。ヴァイキング時代のユトランド半島およびエジプトにおける、邪悪な沼の王とエジプトの王女の間に生まれた娘の物語である。 『童話と物語の新集 第一巻第二冊()』に「かけっこ」「鐘が淵」とともに収録され、1858年5月にコペンハーゲンで刊行された〔山室、165頁〕。 == 舞台設定 == アンデルセンのほとんどの童話とは異なり、本作品は時代と場所を具体的に特定することができる〔ブレスドーフ、436頁〕。時代はヴァイキング時代の末期であり〔、場所は冒頭よりヴェンシュセルやスカーイェンなどのデンマークの実在するユトランド半島北部の地名が表れ、また、コウノトリを介して遠くエジプトに舞台が移る〔。アンデルセンは自著『「童話と物語」のための自註 二』(1874年)において、本作品の筋はすぐにできたものの何度か書き直してその出来に納得せず、物語をより明快にし精彩を強めるためにアイスランド・サガやアフリカ紀行、渡り鳥に関する書物を参考にした旨を述べている〔ブレスドーフ、493頁〕〔日本児童文学学会、349頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沼の王の娘」の詳細全文を読む
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