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沼尻鉱山 : ウィキペディア日本語版
沼尻鉱山[ぬまじりこうざん]
沼尻鉱山(ぬまじりこうざん)は、福島県猪苗代町にかつて存在した硫黄鉱山である。
安達太良山の西側斜面を鉱区としており、江戸時代には会津藩二本松藩が権利を争った。明治時代に入り、民間による開発が進むと開発は盛んになり、噴火による被害を乗り越え、一時は年間一万トンを超える硫黄を産出する規模となった。しかし、1960年代に入ると石油精製の副産物由来の硫黄が市場に流通、価格が急落し閉山を余儀なくされている。
== 歴史 ==

* 1888年(明治21年)7月:欧米式の精錬方式を導入して採掘が活発化。沼尻鉱山発祥の地(沼ノ平)にて硫黄精錬開始。
* 1900年(明治33年)7月:安達太良山大噴火。火砕流が採掘場を襲い死者72名、負傷者10名の被害が発生。採掘事業が一時停止する。
* 1906年(明治39年):採掘再開。
* 1907年(明治40年)4月:日本硫黄株式会社設立。精錬所を移設。
* 1908年(明治41年):沼尻鉄道の軌道敷設を開始(後の磐梯急行電鉄)。
* 1913年(大正2年)5月:官設鉄道岩越線川桁駅 - 沼尻駅間の沼尻鉄道全線開通。
* 1964年(昭和39年)6月:株式会社日本硫黄観光鉄道に社名変更。
* 1967年(昭和42年)8月:磐梯急行電鉄株式会社に社名変更。
* 1968年(昭和43年)6月:沼尻鉱山閉山。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「沼尻鉱山」の詳細全文を読む



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