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大和川(やまとがわ)は、奈良県および大阪府を流れ大阪湾に注ぐ一級水系の本流。 == 地理・概要 == 奈良県桜井市の北東部、貝ヶ平山(かいがひらやま、標高822m)近辺を源流としており、上流部では初瀬川と称される。奈良盆地を西に向かって流れつつ、佐保川、曽我川、葛城川、高田川、竜田川、富雄川など盆地内の大半の河川を生駒山系の手前までに合わせる。生駒山系と葛城山系の間を抜けて、大阪平野にでると柏原市で南河内を流れてきた石川と合流してまっすぐ西へと流れ、大阪市と堺市の間で大阪湾に流れ込んでいる。 下流域は国土交通省(大和川河川事務所)の直轄管理となっているが、大和郡山市額田部南町・川西町大字吐田付近(奈良県浄化センターの南)より上流は奈良県(桜井土木事務所)管轄となる。管理境界地点の看板には下流は「大和川」、上流は「初瀬川」と記されており、この地点より上流が初瀬川と通称される。ただしあくまでも河川法上は源流まで大和川である。上流の橋の欄干や地図上では大和川と記されている。 奈良県から大阪府へ抜ける峡谷は、「亀の瀬」と呼ばれる地滑り多発地帯。同区間を走る関西本線(大和路線)や国道25号も過去に度々被害を受け、関西本線は路線を付け替えている。 また流域の奈良県などで下水道普及が遅れているなどの原因で水質の悪い一級河川の一つであり、2009年の調査では関東の綾瀬川に次いでワースト2位であった。〔平成20年全国一級河川の水質現況の公表について 2009年7月31日(金)14:00 国土交通省 河川環境課 発表〕 とはいっても、現在は以前と比べて水質が大幅に改善されており、2010年調査ではワースト3位まで改善して環境省の水質基準も満たしている。2007年11月には、アユの産卵も確認された。なお、水質が悪くなる前より、古くからシラスウナギ(ウナギの稚魚)が採れることでも知られている。 ファイル:Yamato River and Ishikawa River at Kashiwara01.JPG|石川の合流部(柏原市・藤井寺市) ファイル:Yamato-river Kashiwara.jpg|近鉄道明寺線鉄橋(柏原市安堂) ファイル:Yamato river05s3200.jpg|堤防上のサイクリングコース(柏原市) ファイル:Yamato-River at Sango, Nara01.jpg|生駒郡三郷町立野北にて上流方向を撮影 File:Confluence point of Yamato River and Saho River01.JPG|佐保川(左)との合流地点(大和郡山市・川西町) 中央は奈良県浄化センターの出水口 File:Yamato River in Sakurai, Nara02.JPG|近鉄大阪線大和朝倉-長谷寺間に沿って流れる(桜井市) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大和川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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