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法師蟬 : ウィキペディア日本語版
ツクツクボウシ

ツクツクボウシ(つくつく法師、寒蝉、''Meimuna opalifera'' )はカメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・セミ科に分類されるセミの一種。晩夏から初秋に発生するセミで、特徴的な鳴き声をもつ。ツクツクホーシオーシンツクと呼ばれることもある。
== 生態 ==
北海道からトカラ列島横当島までの日本列島、日本以外では朝鮮半島中国台湾まで、東アジアに広く分布する。
平地から山地まで、森林に幅広く生息する。地域によっては市街地でも比較的普通に発生する(盛岡市など)が、基本的にはヒグラシと同じく森林性(湿地性)であり、薄暗い森の中や低山帯で多くの鳴き声が聞かれる。この発生傾向は韓国や中国でも同様である。成虫は特に好む樹種はなく、シダレヤナギヒノキクヌギカキアカメガシワなどいろいろな木に止まる。警戒心が強く動きも素早く、クマゼミアブラゼミに比べて捕獲が難しい。
成虫は7月から発生するが、この頃はまだ数が少なく、鳴き声も他のセミにかき消されて目立たない。しかし他のセミが少なくなる8月下旬から9月上旬頃には鳴き声が際立つようになる。9月下旬にはさすがに数が少なくなるが、九州などの西南日本では10月上旬に鳴き声が聞かれることがある。なお、後述のように八丈島や岡山・長崎では7月上旬から鳴き始めることが知られている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ツクツクボウシ」の詳細全文を読む



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