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法線マッピング[ほうせんまっぴんぐ]
法線マッピング(ほうせんマッピング、)またはdot3バンプマッピングは、3次元コンピュータグラフィックスにおけるバンプマッピング的技法の一種。追加のポリゴンを使わずに詳細な見た目を実現する。法線マップとは一般に、より詳細なオブジェクトの法線ベクトルのX, Y, Z座標に対応したRGB画像である。この技法は低ポリゴンモデルに高密度なポリゴンモデルで生成した法線マップを使い、見た目を大幅に改善するために使用される。 == 歴史 == 幾何学的詳細を高ポリゴンモデルから獲得するという考え方は、SIGGRAPH 1996 で発表された Krishnamurthy と Levoy の "Fitting Smooth Surfaces to Dense Polygon Meshes" で初めて示された〔Fitting Smooth Surfaces to Dense Polygon Meshes , Krishnamurthy and Levoy, SIGGRAPH 1996〕。この論文では、NURBS上で変位マップを生成するためにこの技法を使っていた。1998年には、高ポリゴンメッシュから低ポリゴンメッシュへ法線マップの形で詳細を転写するという考え方の2つの論文が登場した。このうちCohen他の論文〔Appearance-Preserving Simplification (PDF), Cohen et al., SIGGRAPH 1998〕は、制限付きの単純化アルゴリズムを使い、単純化する過程を監視して、法線マップを単純化されたメッシュにマッピングする方法を決定する。これに対してCignoni他の論文〔A general method for recovering attribute values on simplifed meshes (PDF), Cignoni et al., IEEE Visualization 1998〕では、高ポリゴンメッシュと低ポリゴンメッシュを分離して考え、どのような方法で低ポリゴンメッシュを生成しても高ポリゴンメッシュの詳細を再現できるような単純なアルゴリズムを提案した。この後者の方式に若干の改良を加え、今も多くのツールで使っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「法線マッピング」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Normal mapping 」があります。
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