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波数(はすう、)とは、物理化学、分光学の分野では単位長さ当たりの波の個数である。つまり波数は波長の逆数 : をいう。 正弦波の場合、波数 は、 を波長 で割った量である。 : つまり、1 波長分の波を 1 個と数えたとき、波数 は単位長さ当たりの波の個数を 倍したものに相当する。このとき、 は角波数 と呼ばれる。 しばしばフーリエ変換において、実空間の座標の双対として波数 が用いられる。また量子力学においては波数 に換算プランク定数 を掛けたものが運動量に対応する。 国際単位系 (SI) における波数の単位は毎メートルであるが、電磁波の波数の場合はCGS単位系の毎センチメートルを使う場合があり、カイザーという固有名称もある。 == 波数ベクトル == 古典的には、向きが波面の法線方向(つまり波の伝播方向)で、大きさが波数となるベクトルを、波数ベクトル(あるいは伝播ベクトル、)と定義する。 なお、波数ベクトル は十分大きな整数の組 を考えると、 : で表される。 は逆格子空間での基本並進ベクトル。整数 は、いろいろな範囲設定が可能だが、一例としてそれぞれ の範囲の任意の整数と設定できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「波数」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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