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波束の崩壊(はそくのほうかい)とは、波束を構成するそれぞれの波が異なる速度で進むとき、波束の形が時間とともに次第に崩れていく現象のことをいう。 == 量子力学における波束の崩壊 == ''N'' 個の異なる自由粒子の波を考え、それらを重ね合わせて自由粒子の波束をつくる。この波束が時間変化によって崩壊する様子を示す。 自由粒子のシュレーディンガー方程式は次の式である: 粒子''n'' についての初期値を とする。これを''N'' 個の自由粒子の重ね合わせで近似すると次の式になる: 振幅''A'' (0) を求めると 初期値(3)より一般解 を求める。式(1)に式(5)を代入して整理すると となり、係数を比較すると次の式が得られる: これより一般解は ここで今回 ''x'' = 0 とし、実数部のみ考えると以下のようになる: 式(10)に式(4)を代入すると となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「波束の崩壊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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