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泥足毘沙門天[どろあしびしゃもんてん] 泥足毘沙門天(どろあしびしゃもんてん)は、戦国武将の上杉謙信が祀った毘沙門天像である。 == 由来 == 戦国の名将として名高い越後の上杉謙信は、幼少時より信仰心が強く、春日山城中に毘沙門堂を建立して、日々読経を欠かさなかった。その静寂な祈りとは逆に、戦場では、軍神毘沙門天の化身などと諸国から畏怖されるほどの武将であったことは有名である。その謙信が深く信仰した、泥足毘沙門天を祀る毘沙門堂が、春日山城中北に位置する場所に存在した。 尊像は、通常の毘沙門天像とは異なり、多宝塔(舎利塔)を持たず、三叉鉾を立て、腰に手をあてる姿勢で邪鬼を踏む像である。同様の毘沙門天像は京都の鞍馬寺に見ることができる。制作年代は鎌倉期という。 伝承では、戦に明け暮れる日々を送る謙信が、久しぶりに春日山城に帰陣して、毘沙門堂へ上がったところ、驚いたことに、堂内には泥のついた足跡が毘沙門天像まで続いていた。謙信は「毘沙門天が共に戦場を駆け巡ってくれた」と歓喜し、この毘沙門天像を「泥足毘沙門天」と呼ぶようになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「泥足毘沙門天」の詳細全文を読む
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