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津松阪港[つまつさかこう]
津松阪港(つまつさかこう)は、三重県中勢地区にある重要港湾である。 == 概要 == 県庁所在地・津市にあった津港と、交通の結節点・松阪市にあった松阪港(大口港)を統合して誕生した港湾で、三重県内では四日市港に次ぐ規模を持つ。 津の港湾は、中国の歴史書には「日本三津」、日本の書物には「三津七湊」と記載された「安濃津」(あのつ、あののつ)を起源とし市名の由来ともなったが、往時に比べれば日本国内における重要性は低下している。一方、松阪の港湾は蒲生氏郷が松坂城の城下町を整備した頃から物資の積み出し港として町の発展を支えてきた〔松阪(市) - Yahoo!百科事典、伊藤達雄 著(日本大百科全書、小学館、2010年4月17日閲覧)〕。 1971年(昭和46年)4月1日に津港と松阪港が合併して成立した港湾で〔津松阪港の過去・現在・未来 ―松阪港区― (辻正 著、第70回通常総会記録(特集 第70回通常総会記念)) - 三重のみなと・うみのあらまし(三重県、2010年4月17日閲覧)〕、2港区14地区からなる。港湾面積は6,200haに達し〔津松阪港 - 三重県県土整備部港湾・海岸室(2010年6月4日閲覧)〕、三重県の主要河川である雲出川と櫛田川、津市の町中を流れる志登茂川・岩田川や、国道23号と42号が分岐する松阪市の三渡川の河口も港湾に含まれる。 沿岸にはジャパン マリンユナイテッド津事業所やセントラル硝子松阪工場をはじめとする工場が建ち並び、中京工業地帯の一翼を担っていることから工業港としての性格が強かったが、中部国際空港の開港に伴うアクセス整備により津なぎさまちが誕生するなど、近年は新しい位置づけもなされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「津松阪港」の詳細全文を読む
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