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津軽鉄道トム1形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄ト24000形貨車[こくてつと24000がたかしゃ]

国鉄ト24000形貨車(こくてつト24000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省に在籍した無蓋貨車である。
== 概要 ==
1917年(大正6年)から1926年(大正15年)にかけて日本車輌製造本店・支店(天野工場)等の民間工場および鉄道院工場で製造された、15t 積み二軸無蓋車で、製造数は6,993両(ト24000 - ト30992)である。1928年(昭和3年)の称号規程改正により、トム5000形およびトム16000形(トム16000 - トム16723)に改称された。
車体寸法は、前級ト21600形(後のトム1形)と同様で、荷台の内寸は長さ6,930mm、幅2,200mm、側板の高さ1,000mm、妻板の高さ1,280mmであり、床面積は15.2、容積は35.0である。側板の構造もト21600形と同様で、車体中央部に幅1,628mmの観音開き式の鋼製扉を設け、その両側は木製5枚側のうち下部の3枚分をあおり戸とし、上部の2枚分は固定式としたものである。俗に「観音トム」と呼ばれるグループの一つで、床面も木製である。ト21600形との最大の相違点は、車軸がト21600形では短軸であるのに対し、本形式では長軸とされている点である。
1924年(大正13年)度以降の製造車は、あおり戸上部の固定側板が取り外し可能となっており、1928年の改番時にトム16000形としてトム5000形となった前期製造車と区別された。また、製造当初の連結器は、ねじ式でバッファを備えていたが、1925年(大正14年)に実施された自動連結器への一斉交換に対応するため、その前後(1926年前期製のト29917(トム16723)までとそれ以降)で台枠の構造が大きく異なっており、ねじ式連結器およびバッファに対応した台枠は側梁が太いが、自動連結器に対応した台枠は側梁に代わって中梁を強化し、各部の寸法もメートル法によっている。
その他の主要諸元は、全長7,830mm、全幅2,452mm、自重7.6 - 7.9tである。下回りは軸距3,962mm/3,900mm(1926年中期以降製造車)で、軸ばね受けはシュー式となっており、最高運転速度は65km/hである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄ト24000形貨車」の詳細全文を読む



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