翻訳と辞書
Words near each other
・ 津鉄
・ 津鉄バス
・ 津長神社
・ 津門神社 (西宮市)
・ 津雲むつみ
・ 津雲博子
・ 津雲台小学校
・ 津雲国利
・ 津雲國利
・ 津雲田
津雲貝塚
・ 津電報電話局
・ 津電灯
・ 津風呂ダム
・ 津風呂湖
・ 津餃子
・ 津駅
・ 津高
・ 津高 (岡山市)
・ 津高和一


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

津雲貝塚 : ウィキペディア日本語版
津雲貝塚[つくもかいづか]
津雲貝塚(つくもかいづか)とは、岡山県笠岡市西大島に所在する縄文時代晩期の貝塚遺跡国史跡
== 概要 ==
1867年慶応3年)ごろ工事途中で遺物が発見されている。1915年大正4年)鳥居龍蔵により発掘調査されたのが最初である。以後多くの研究者が人骨を目当てに発掘調査している。厚さ30センチあまりの貝塚層〔貝塚はおよそ50メートル四方と推定されている。遺跡はさらに広がっている。層位は表土下約20センチメートルで黒色土層さらに約15センチメートルで貝層となる。貝層は厚さ30センチメートル余り。〕から170体あまりの縄文人の人骨が発掘されたことで、全国に名を轟かせた。
現在でも、一部の教科書等に掲載されている。発掘当時から現在も所有者の畑となっている。
人骨はほとんど仰臥屈葬である〔人骨は貝層中から見つかっている。伸展葬はわずかである。頭位は東から北東に向けるものが多い。〕。ほとんどが抜歯が認められる。少数ながら貝輪や腰飾り、鹿角製耳飾りの成人骨で、石製首飾りをしている小児骨もある。
出土遺物は、縄文土器・石鏃(せきぞく)・削器(さっき)・石錘(せきすい)・土偶・土板・鹿角製釣糸である。
年代を決める縄文土器は、早期から晩期までのものがあるが、主体は後期・晩期である〔瀬戸内地域の標識土器となっている後期中葉の津雲A式が出土している。〕。
この発掘には、京都帝国大学(現在の京都大学)文学部助教授医学博士 清野謙次などが関わっている。
発掘された資料は、京都大学、笠岡市立郷土館 、個人宅に所蔵されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「津雲貝塚」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.