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流線(りゅうせん、)とは、ある瞬間における、流れ場の速度ベクトルを接線とする曲線(群)のことである。 == 概要 == 速度場u = (''u'' , ''v'' , ''w'' ) の流れの中に1本の曲線をとり、曲線状の各点において速度ベクトルが曲線の接線となるようにしたとき、この曲線を流線という。流線の線要素をdx = (d''x'' , d''y'' , d''z'' ) と表せば : となる。この式によって流線は流れの中で一意的に定まり、2本以上の流線が1点で交差する事はない。ただしu = 0 となるよどみ点は例外で、この点では流線の方向が決まらないから、複数の流線が交わることが起こる。 定常流では流線は変化せず、流線と流れの軌跡は一致する。よって、流れの流体と色が異なり交わりにくいものを流れの中の特定の位置に注入し続けると(水流に油性インクを注入したり、気流に煙を吹き込んだり)、流線を可視化できる。 磁束密度などと異なり、流線の密度は圧力などとは関係ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「流線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Streamlines, streaklines, and pathlines 」があります。 スポンサード リンク
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