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浜崎祇園山笠[はまさきぎおんやまかさ]
浜崎祇園山笠(はまさきぎおんやまかさ)は、毎年7月に唐津市浜崎にある諏訪神社境内に祭られている須賀神社(祇園社)へ奉納される祇園祭であり、山笠行事である。 == 歴史 == 1753年(宝暦3年)に、浜崎の網元であった中村屋久兵衛が商用で京都に行った際祇園社に参拝し、その帰途に博多祇園山笠の賑いを見物して感動したことから、濱地区が大漁、東地区が商売繁盛、西地区が五穀豊穣を祈願する3台の山笠を、私費を投じて奉納したのが始まりとされる。当初は博多の飾りを借り受けて山笠を作っていたが、やがて浜崎にも人形師が現われ、浜崎系と呼ばれる山笠の形態を完成させていった。 明治時代に電線が引かれる際には、山笠の邪魔になるなら電線はいらない、と地元が反対したが、毎年祭の期間中だけ地中に埋設することで折り合いをつけ、高い山笠を運行し続けた。 戦時中は物資や人手の不足により一時中断された。戦後再開されたが、後に運行路の道路が舗装されたことで電線の埋設ができなくなり、山笠が低くなった。それにより、山笠が軽くなったため走って運行されるようになり、本来の浜崎祇園山笠の形態が無くなってしまうことを危惧した地元が費用を負担して電柱を高くし、再び高い山笠を運行できるようにした。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浜崎祇園山笠」の詳細全文を読む
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