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海のギャング : ウィキペディア日本語版
海のギャング[うみのぎゃんぐ]

海のギャング(うみのギャング)とは、海において、海の利用者(漁業者など)の立場から見た海の利用を妨げる生物について指す言葉である。この言葉はダイバーが避けるべき生き物についても指す。また、海賊などの人間の行動そのものも指す。
以下、50音順で記述する。
== 哺乳類 ==

; イルカ
: 日本の漁村では、場合により、イルカは大変な嫌われ者であった。理由は、イルカの大きな群れが漁場にやってくると、魚介を食い荒らし、漁師の漁獲量が減少する為で、場合によっては漁獲が全く得られない日が何日も続くためである。長崎県壱岐では、1978年、漁民は壱岐周辺にやってくるイルカの群れを「海のギャング」と認識し、昭和53年壱岐対馬漁民決起大会では、漁師は漁獲高の回復を求めて「イルカ撲滅」と書いた鉢巻を締めて臨み、イルカの群れを漁場から駆除した例もある〔漁民にとっては"海のギャング" -イルカに泣く現地・壱岐 (国際的な自然保護のうねりに乗るイルカ- 壱岐の大量捕殺の波紋) , 中馬 和弘 , 朝日ジャ-ナル 20(17) , p124-125 , 1978-04-28 , 朝日新聞社〕〔(財)みなと総合研究財団, 2015年7月25日閲覧 〕。
:
; シャチ
: シャチの英名 Killer whale は「殺し屋クジラ」という意味であり、学名 Orcinus orca は「冥界よりの魔物」という意味で、非常に獰猛で貪欲、かつ、非常に知能が高い捕食者で、マグロはえ縄漁の漁船をつけ回し、そのはえ縄にかかったマグロを食べ尽す被害を出すこともある。また、残忍な手口で獲物をしとめるためか、「海の殺し屋」とも呼ばれる。戦後の日本では漁業被害の発生のために警備艇による機銃や、捕鯨船による捕鯨砲で駆除が行われたこともある〔教育用画像素材集 : シャチ(食) 独立行政法人 情報処理推進機構, 2015年7月25日閲覧〕〔(生徒6) シャチは頭がいいと言ってましたが、たまに引っかかることなんかはないんですか? 塩竈市 / 船頭さんから聞いたまぐろ延縄(はえなわ)の漁の話, 2015年7月25日閲覧 〕〔シャチ回し 炊屋, 2015年7月25日閲覧 〕〔【研究ノート】 NHKアーカイブス保存映像の文化人類族学的調査の可能性 83-84頁。宇仁義和 , 東京農業大学生物産業学部 , 北海道民族学 第10号(2014) , (PDF), 2015年7月25日閲覧 〕。
:
; トド
: トドは北海道の漁業関係者から「海のギャング」と呼ばれ、有害鳥獣と目される。1960年代には駆除のために、有害鳥獣駆除として戦闘機機銃掃射など武器による射撃も行われた。その後、トドは環境省レッドデータブックで絶滅危惧II類に指定された。絶滅を避けるための許容間引き量を科学的に算出し、その結果に基づいて毎年の捕獲可能な頭数を決めているが、被害金額は北海道だけでも年間10億円以上となっている〔特集 鳥獣被害対策を考える(1) 農林水産省 2015年7月25日閲覧〕。
:
; ヒョウアザラシ
: ヒョウアザラシは、他のアザラシに比べ性格が荒く、アザラシペンギンその他の海鳥を多く捕食するためか、南極海において「海のギャング」と呼ばれている。人間を襲ったり、死亡事故もある。昔の探検家たちはヒョウアザラシを「海の」と呼び、1914年に南極航行したフランク・ウォースレーは、この海獣を「獰猛で美しく非情な獣」と評した。一方、ダイバーと顔見知りとなると、捕えたペンギンをダイバーに分け与えるような行動を示す個体もいるという〔ヒョウアザラシ(ヒョウアザラシ)とは 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 - コトバンク , 2015年7月25日閲覧 〕〔特集:初期人類の少女の化石発見 2006年11月号, ナショナルジオグラフィック, 2015年7月25日閲覧 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「海のギャング」の詳細全文を読む



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