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海岸侵食[かいがんしんしょく]
海岸侵食(かいがんしんしょく、英語:coastal erosion)とは、主に砂浜海岸において、定着堆積する土砂量が、流出する土砂量を下回り、結果的に海岸から土砂が減少し汀線が後退する現象をいう。広義には、汀線後退のみならず海底勾配が急傾斜化する現象を含む。 == 概要 == 海岸は、侵食と堆積の均衡によって維持形成される地形であることから、侵食が堆積を超過する状態が継続することによって、総体としての海岸の侵食が生ずる。 海岸侵食は、気象の変化による波向きや風向きの変化、温暖化に伴う海面上昇、コンクリートの材料としての海浜及び河川における砂利採取などが指摘されている。最も大きな原因としては、河川にダム等の構造物が多く建設されたことにより、河川から海岸へ流れ込む土砂の絶対量の減少が挙げられる。 港や突堤の建設により砂の移動の連続性が断たれ、その上手では砂が堰き止められることで堆積し、下手では砂の供給不足により侵食することもある。この侵食はさらに下手へ伝播し広範囲に影響を及ぼすこともある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海岸侵食」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Coastal erosion 」があります。
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