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海岸物語-昔みたいに : ウィキペディア日本語版
海岸物語 昔みたいに…[かいがんものがたり むかしみたいに]

海岸物語 昔みたいに…』(かいがんものがたり むかしみたいに)は、1988年木下プロダクション(現・ドリマックス・テレビジョン)とTBSが製作した日本のテレビドラマ。脚本は『金曜日には花を買って』などを手がけた松原敏春
ドラマの舞台となった鎌倉山のパン屋ボンジュールは話題になった。江ノ島江ノ電湘南モノレール等、湘南海岸周辺の風情が効果的に使われた。また主人公達也(奥田瑛二)の住居は、今はなき青山同潤会アパート(現表参道ヒルズ)という設定だった。
== あらすじ ==
サラリーマン生活10年。画家志望だった達也は広告代理店につとめていた。2年間達也と同棲した信子は達也が引き止めるのを振り切り、達也のアパートを出ていった。信子が出て行くその日、ボンジュールの閉店を知らせるハガキを達也は目にした。ボンジュールは達也たち(+良平・進)が憧れていた「朋子さん」の父親が経営する鎌倉山湘南)のパン屋だった。ひょんなことからその昔、達也と良平と進は、この店に半ば住み込み、パン作りのバイトをやっていた。閉店の知らせが気になり、久しぶりにボンジュールを訪ねた達也は、フランスにいるはずの「朋子さん」と10年ぶりに再会した。
成り行きといくつかの思惑から、達也ら3人が週末パン作りを行い、新たに加わった女性2人がパンの販売を手伝うことで、ボンジュールは土日限定で営業を存続することになる。湘南の海を散歩、営業後はテーブルをかこんでみんなで食事、昔どおりお揃いのバーバリー(エンブレム付JK)を着て、「朋子さん」とのラミー…。達也たちにとって、一番楽しかった青春時代に舞い戻ったかのような、心地よい空間、心地よい時間だった。
達也が中川真弓と一夜限りの関係をもったことがきっかけで、男女7人の関係がぎくしゃくしはじめる。悪い人はいないのに、誰もがどんどん傷ついていってしまう。いくつかの出来事が積みかさなるうち、楽しかった過去にはもう戻れないという当たり前の事実にぶち当たる。
進は証券会社を辞め、実家のある大阪で出直しをはかる。「朋子さん」は娘との生活を優先させ、フランスに戻っていく。達也はもう一度絵筆をにぎり、かつての夢を取り戻そうとする。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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