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隆起と沈降[りゅうき]
隆起(りゅうき、uplift)と沈降(ちんこう、subsidence)は地理学や地質学において対になって用いられる用語で、隆起とは地面が海面に対して高度を増すこと、沈降とは地面が海面に対して高度を減ずることである。地殻変動、火山活動などによって地盤が絶対的に上昇・下降して起こる場合と、海面の下降・上昇によって相対的に地面の高度が変化する場合とがある。 沈降によって海岸線が前進し海が陸に侵入することを海進(かいしん、transgression)または沈水(ちんすい、submergence)、隆起によって海岸線が後退し海面下の地面が陸上に表れることを海退(かいたい、regression)または離水(りすい、emergence)という。また、氷河期には世界的に海退し、間氷期には海進するが、こちらは気候変動による隆起と沈降である。 == 隆起 == 隆起により山、山脈が形成されることを造山運動と呼ぶ。ヒマラヤ山脈、丹沢山地がその例である。隆起が起こると侵食基準面が相対的に下降し、侵食力が復活する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「隆起と沈降」の詳細全文を読む
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