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海水魚 : ウィキペディア日本語版
海水魚[かいすいぎょ]

海水魚(かいすいぎょ、Marine fish)は、海水中で生活する魚類の総称。海産魚とも呼ばれる。海水魚は2006年の時点でおよそ1万5,800種が知られ、現生の魚類2万8,000種のうち約56%を占めている〔『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.11-14〕。
== 概要 ==
海水魚とはで生活する魚類の総称で、現生魚類のおよそ56%、約1万5,800種が含まれる。最初期の魚類(無顎類の仲間〔無顎類は厳密な意味での魚類ではないが、広義の魚類として扱われることが多く(『魚学入門』 p.1)、本稿でもこれに倣う。〕)は海で進化を遂げ、その後の進化の歴史において海水から淡水へ、淡水から海水への進出と適応が何度も繰り返されてきた。現代では海水魚は寒帯から熱帯、沿岸から外洋、表層から深海に至るまで、ほとんどのすべての海域に分布を広げるとともに、漁業資源として世界中で利用される重要な存在となっている〔。
海水は体内よりも浸透圧が高いため、海水魚は水分が体外に流出する脱水の危機に常にさらされている。最も原始的な脊椎動物であるヌタウナギ類は、体液の一価イオンを海水と同レベルに順応させ、サメエイに代表される軟骨魚類尿素などの窒素代謝物を体内に蓄積し、浸透圧を上昇させることで海水への適応を果たした。そして遅れて出現した条鰭綱のグループは、多量の海水を飲むことで失われる水分を補い、過剰な塩分塩類細胞と呼ばれる特殊なイオン輸送細胞を通じて排出する機構を発達させ、現代の海洋で最も繁栄する魚類となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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