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海洋深層水[かいようしんそうすい]
海洋深層水(かいようしんそうすい、deep ocean water:DOW, deep sea water)または単に深層水とは、深度200メートル以深の深海に分布する、表層とは違った特徴を持つ海水のことである〔海洋資源の探査と利用,科学技術振興機構 〕。よって、海水の90%以上は海洋深層水にあたると言える〔。これは産業利用上の定義であり、海洋学上の定義とは異なる〔。 == 2つの「深層水」 == 海洋学上の深層水は大洋の深層に分布する海水で、地球上の2箇所(北大西洋のグリーンランド沖と南極海)で形成される深層水(北大西洋深層水と南極低層水)のことを示す。これらの深層水は熱塩循環によっておよそ2000年かけて世界中の海洋を移動しており、千年単位の地球の気候にも重要な関わりを持っている(詳しくは熱塩循環及び還流参照)。 これと比べ、産業利用上の深層水は、分布や出自を問わず深度200メートル以深の海水をひとくくりに定義したものである。この定義に当てはめると、単純計算で海水の約95%は海洋深層水である。 以下、この記事では後者の深層水について説明する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海洋深層水」の詳細全文を読む
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