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海人族[かいじんぞく] 海人族(かいじんぞく、あまぞく)、海神族は縄文時代から弥生時代以降にかけて海上において活動し、のちには海上輸送で力をつけることとなった集団である。 ==系統と分布== 海人族には1.インド・チャイニーズ系と2.インドネシア系の2系統がある〔あま【海人】 〕。 1.は安曇系やその傍系の集団で、中国南部(江南地方)から東シナ海を北上、山東半島、遼東半島、朝鮮半島西海岸を経由して、玄界灘、九州北部に達した集団と推定され、日本に水稲栽培がもたらされたルートと一致しており、倭人とほぼ同義であろうと考えられる。しかしながら、遺伝子研究の成果により、水稲が南方から伝搬したとの説もあり、水稲の伝搬経路を根拠とすることには疑問が残る。 2.は黒潮に乗って縄文時代に日本にやってきた南島系種族(隼人)の可能性がある〔次田真幸 『古事記 (上) 全訳注』 講談社学術文庫 38刷2001年(初版 1977年) ISBN 4-06-158207-0 p.192、コノハナサクヤヒメ伝説がバナナ型神話の類型とし、これが大和の『古事記』に導入された。参考・松村武雄『日本神話の研究』第二巻、大林太良『日本神話の起源』。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海人族」の詳細全文を読む
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