|
いるか座(海豚座、Delphinus)は、天の川の近くにある星座で、トレミーの48星座の1つ。 全体的に暗い星座ではあるが、星々が密集しているため、天の川が見える程度に環境が良ければ見つけやすい星座である。 == 主な天体 == === 恒星 === α星とβ星の固有名 スアロキン(''Sualocin'')とロタネブ(''Rotanev'')は、1814年にパレルモ天文台台長のジュゼッペ・ピアッツィが出版した恒星図で初めて使われた。これは、当時助手を務めていたニッコロ・カチャトーレ(:en:Niccolò Cacciatore)の名前をラテン語化した ''Nicolaus Venator'' を逆から読んだものである〔。 * α星:スアロキン (Sualocin) は、スペクトル型9B IV、視等級3.77の6重連星。 * β星:ロタネブ (Rotanev) は、スペクトル型F5 IV、視等級 3.63。 * γ星:美しい二重星。γ1は、スペクトル型 F7 V、視等級 5.14。γ2は、スペクトル型 K1 IV、視等級 4.27。 * δ星:スペクトル型 A7 IIIp、視等級 4.43。 これらの星は、ヨブの棺 (Job's Coffin) と言われるひし形をつくる。ヨブとは旧約聖書のヨブ記の主人公である。 * ε星:デネブ・ダルフィム(Deneb Dulfim、イルカの尾の部分)と呼ばれるこの星は、スペクトル型 B6III で視等級4である。この星は単にデネブと呼ばれることもあるが、普通は「デネブ」の名ははくちょう座α星に対して使われる。 * R星:285.5日周期のミラ型変光星。視等級は7.6から13.8に変化する。 * V339星:最大視等級4.3の新星。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「いるか座」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Delphinus 」があります。 スポンサード リンク
|