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深谷水道 : ウィキペディア日本語版
深谷水道[ふかやすいどう]

深谷水道(ふかやすいどう)は、三重県志摩市にある運河英虞湾太平洋を結ぶ。2006年(平成18年)に水産庁が発表した「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に「志摩漁業の土木遺跡」の1つとして選定された。
志摩半島の南端にある先島半島は、この運河によって本土から切り離されており、のようになっている。
== 概要 ==

志摩市の南方、志摩市大王町船越と同市志摩町片田の境界に位置し、旧志摩郡大王町と同郡志摩町の町境となっていた。全長660m、幅 14.5 m〔志摩市小学校社会科副読本編集委員会 編(2009):153ページ〕で、英虞湾と太平洋を最短距離で結んでいる。水路は南北方向に通っており、北端と南端に灯台が設置されている。
地理的に見て最も陸地部が狭かったため、この場所に水道が建設された〔志摩町史編纂委員会 編(2004):214ページ〕。
地元の三重県立水産高等学校教員である湖城重仁が1960年(昭和35年)から1964年(昭和39年)にかけて深谷水道で海藻の分布を調査したところ、水道の深部では外洋性の海藻から内海性の海藻へと徐々に変化していった一方、潮間帯では水道口で植生が大きく変化しており、外洋水は深部では多く流入していることが明らかになった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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