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添乗員(てんじょういん)とは、旅行会社のパッケージツアーや団体旅行に同行し、計画に従ってツアーが安全かつ円滑に施行されるように交通機関や各種施設との調整や対応を行って行程を管理するとともに、ツアー客に対する説明や窓口役となる業務を行う者を指す。 ツアーコンダクター(Tour Conductor、略称・ツアコン)とも呼ばれるが、これも各旅行会社により呼び方が異なり、クラブツーリズム等では「TD」(ツアーディレクター・旅の演出家)と称する。日本国外ではツアーエスコート(Tour Escort)あるいはツアーリーダー(Tour Leader)、ツアーサポーターと呼ばれることが多い。 日本の旅行業法では「旅行会社の企画旅行に同行して旅程管理業務をおこなう者」と規定されており、原則として旅程管理主任者資格が必要である(後述)。 == 概要 == 添乗員は旅行を企画・実施している会社に管轄されている。たとえ派遣社員でも名札は企画・実施旅行会社名義のものを着用している。 対外調整力や折衝力、また情報収集能力や接客力が求められる職種であり、海外旅行では語学力が必要となる。国内旅行では、観光スポットで旅行会社などの旗やのぼりを持って、団体の先頭に立って歩いており、食事場所や見学場所へ誘導することもある。 本来は旅程管理の資格が必要な仕事だが、中小の旅行会社等は社長以下自ら添乗する場合もあり、100%所持しているとは限らない。資格があっても現地を知らない添乗員なら前者が顧客に受け入れられる場が多々ある。 なお、運送業界では旅客・貨物ともに運転手以外の者が車両に同乗して運転手の指導、教育あるいは補助等を行うことを添乗と呼び、その者のことを添乗員と呼ぶことがあるが、ここでいう添乗員とは全く別のものである(特別支援学校のスクールバスに乗車し、児童・生徒の学習時間に教諭等の補助をするものを「添乗員」ないしは「バス勤」と称することがあるが、本稿の「添乗員」とは違う概念で用いる)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「添乗員」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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