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清室優待条件(しんしつゆうたいじょうけん)とは、清宣統帝(愛新覚羅溥儀)が退位する際の退位後の待遇についての取り決めである。 1911年10月10日にはじまる辛亥革命は、同年末には華中華南をおさえた革命派と、北洋軍を率いる袁世凱が実権を握った清朝の間で戦線は膠着化し南北対立の状況が生じた。 南北双方ともに事態の収拾をめざし交渉がすすめられ、結果、宣統帝退位、袁世凱の中華民国臨時大総統就任などによって中華民国による南北統一が合意された。 この際、宣統帝退位の条件として、退位後の清皇室、清皇族、満蒙回蔵族(満洲族、モンゴル族、回族、チベット族)の待遇がとりきめられたのである。 この条件は、宣統帝の退位が表明された1912年2月12日の上諭のなかに記されている。 ==内容== この節の上諭本文は松本鎗吉・波多野乾一「支那政党史稿」東亜同文会調査編纂部編『支那』第8巻第15号(東京:東亜同文会、1917年8月1日、53-54頁)を引用。引用に際しては旧字体を新字体に改めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「清室優待条件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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