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清真料理[せいしんりょうり]
清真料理(せいしんりょうり、チンジョンりょうり、中国語簡体字:清真菜 )は、中国に居住する回族や他のムスリムの料理を指す。「清真」とは“汚れがない”という意味である。中国のムスリムは中国各地に居住しており、本場とされる新疆ウイグル自治区のウイグル料理や寧夏回族自治区の回族の料理が本場とされる。それ以外の漢民族多数地区での清真料理は、それぞれの地区に溶け込み、北京風の料理もあれば広東風の料理もあるなど、多くのバリエーションが派生している。共通点として、豚肉由来食材や一部の魚介類由来食材を使わない、酒で味の下ごしらえをしないなど、ハラールが遵守されている。 == 主な料理 == 中国のムスリムが口にする肉は主に牛肉、マトン(成長した羊肉)である。ラクダ肉を食べる者もいる。有名な清真料理の肉料理は烤全羊(羊の丸焼き)や烤羊肉(モンゴル式羊焼肉・日本のジンギスカンの原型とされる)、涮羊肉(羊肉のしゃぶしゃぶ)、他似蜜(羊肉の甘辛炒め)などである。新疆ウイグル自治区あたりが発祥の料理もあれば、イスラム教地域ではないモンゴルが発祥の料理の一部も清真料理となっている場合もある。これらは北京料理の重要なメニューとして定着したものも多い。 また、庶民の普段の料理や、庶民向けの軽食堂などでは羊の串焼きや羊肉の包子、清真ラーメン、清真チャーハン(豚の要素を一切含まない牛肉麺や羊肉麺などの麺類やチャーハン)等の豚肉を一切使わない軽食などもある。麺条などの揚げ物は当然ラード以外の油を使っている。味付けはクミンやコリアンダー(香菜・パクチー)等のハーブが多用される傾向がある。これらのハーブはラーメンやチャーハンにも多用され、中華料理群の中でも異彩を放っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「清真料理」の詳細全文を読む
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