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清野とおる : ウィキペディア日本語版
清野とおる[せいの とおる]

清野 とおる(せいの とおる、1980年3月24日 - )は、日本漫画家エッセイスト東京都板橋区志村出身。東京都北区赤羽在住。
成立高等学校在学中に『ヤングマガジン増刊赤BUTA』に掲載された『アニキの季節』で1998年にデビューの後、『週刊ヤングジャンプ』にて『青春ヒヒヒ』『ハラハラドキドキ』を連載。単行本化されるも絶版に。
その後、短編やイラストを雑誌に寄稿しながら、ブログで身辺雑記を綴り話題になる。2008年、清野のブログがBbmfマガジンの編集者の目に留まり、携帯サイト『ケータイまんが王国』にて『東京都北区赤羽』を連載して各種メディアで注目を集める。『漫画アクション』(双葉社)誌上で続編となる『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』を連載中。
== 経歴==
高校時代はVOWに投稿しており、「フランス床屋ナポレオン」ネタが『VOW9』(1997年)に掲載(セイノトオル名義)。『VOW23』では「VOWと俺」という自伝的エッセイ漫画を寄稿している。
高校在学時に処女作となる「猿」を『週刊ヤングマガジン』に投稿して月刊奨励賞に入選。その後、1998年に『ヤングマガジン増刊赤BUTA』に掲載された「アニキの季節」(清野通名義)で高校3年生の時に漫画家デビューする。しかし、『ヤングマガジン』ではネームがまったく通らなくなったので、『週刊ヤングジャンプ』に移籍し、多くの読切作品を発表する。大学在学中〔Bbmfマガジン刊『東京都北区赤羽』第一巻第一話より〕、同誌にて「青春ヒヒヒ」(2001年・上下巻)、「ハラハラドキドキ」(2002年・全2巻)を連載するも半年で打ち切られる(いずれも絶版)。「連載を失って実家にいるのが、いたたまれなくなった」という理由から実家のある東京都板橋区志村から隣町の東京都北区赤羽に引越し、2003年の冬から赤羽で一人暮らしを始める。その赤羽で出会った人たちや、体験した出来事が、後の清野の創作活動に多大な影響を与えることになる。
集英社との専属契約が2006年に切れ、他社に持ち込みを行うが、「こんな作品を持ってきて何をしたいんですか?」など、漫画と人格を否定され続け、清野曰く「ゴミクズ同然の扱い」を受けたという。それでも持ち込みを続け、小学館の編集者に見出されるが、ネームはボツが続き、漫画家を続けていく自信を失ってしまいながらも自分の作風を模索するスランプの時代を送る。清野自身この時期を、「漫画の海の中でブクブク溺れているような状態でした。そういうときはすべてうまくいかないんですよ。」と振り返っている。
その後、『週刊ヤングサンデー』を中心に数多くの不条理ギャグ短編を発表するが、同誌が休刊に追い込まれ無収入状態となる。不本意なバイト生活を送りながら、『東京都北区赤羽』の原型となる赤羽を舞台にしたエッセイ漫画を出版社に持ち込むが「一般人やホームレスの写真は載せられない」という理由でボツになるも、赤羽ネタなどを個人ブログに綴り話題になる。
2008年秋に、清野の個人ブログがBbmfマガジンの編集者の目に留まり、『ケータイまんが王国』にて、『東京都北区赤羽』を同年12月から連載開始。単行本8冊を刊行。20万部以上を売り上げ、NHKなどさまざまな番組で特集を組まれる。ブックストア談・文教堂赤羽店では、2万部以上を売り上げ、「赤羽では『ONE PIECE』より売れている漫画」として有名らしい。清野も何度かテレビ番組に出演するが、いずれも顔にモザイク処理が施されているか、マスクを被っているかで、公の場では素顔を晒したことはない。
2012年、『ケータイまんが王国』を運営するBbmfマガジンの出版事業撤退により、『東京都北区赤羽』の連載が終了。
2013年4月から双葉社漫画アクションにて続編となる『ウヒョッ!東京都北区赤羽』を連載開始。清野にとって「ハラハラドキドキ」以来10年振りのメジャー誌連載となった。
2015年1月より同作品を題材としたドキュメンタリー風テレビドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』としてテレビドラマ化された。
2016年4月から、「その『おこだわり』、俺にもくれよ!!」を題材にしたドラマ「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」が放送予定。
現在は『漫画アクション』(双葉社)にて「ウヒョッ!東京都北区赤羽」を、『モーニング・ツー』(講談社)にて「その『おこだわり』、俺にもくれよ!!」を、『SPA!』(扶桑社)にて「ゴハンスキー」を連載中。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「清野とおる」の詳細全文を読む



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