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済寧館[さいねいかん]
済寧館(さいねいかん)とは、東京都千代田区千代田の皇居内にある道場。旧宮内省、現皇宮警察本部が所管する。 == 概要 == 明治天皇の命により宮内卿徳大寺実則らが建設を進め、1883年(明治16年)に竣工した。館名は「詩経」大雅文王篇「済々たる多士、文王以て寧し」から採られた。華族、宮内官、皇宮警察官の武道稽古に使用され、数々の天覧試合や台覧試合の舞台となった。 その後改築や移転を経て、現在の建物は1933年(昭和8年)に竣工した。建坪300余坪、切妻千鳥破風造の伝統的建築様式である。内部には玉座(天皇の座席)が設けられ、その左右に有栖川宮熾仁親王筆の扁額、横山大観筆の富士山の絵画が飾られている。神棚はなく、玉座が神に見立てられている。床は非常に弾力性があり、稽古中に揺れて地震と間違われることもある。 皇宮警察の剣道家は戦前から現在まで白道着・白袴を着用している。これは済寧館の剣道師範を務めた中山博道が衛生に心をくばり推奨していたものであり、皇室に仕える清浄無垢な身を象徴している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「済寧館」の詳細全文を読む
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