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渡辺恭綱[わたなべ ゆきつな]
渡辺 恭綱（わたなべ ゆきつな、万治元年（1658年）10月 - 元文2年閏11月17日（1738年1月7日））は、紀州藩家臣、渡辺主水家初代当主。
正室は中川弥次右衛門の娘。子は渡辺豊綱、渡辺則綱、有馬氏久、戸田清勝室、中川忠和室、山高信房室、宮地周武室。幼名は松之助。通称主水。八代将軍吉宗の従兄弟でもある。
== 生涯 ==
万治元年（1658年）10月伊予国西条藩の初代藩主松平頼純の長男として江戸に生まれ、紀州藩士渡辺直綱に養育される。紀州藩主頼宣の代に、合力米500石を給される。寛文7年（1667年）、藩主光貞より500石の加増を受ける。寛文8年（1668年）に養父直綱が病死。寛文9年（1669年）、知行を2000石に加増される。
14、5歳の時に、直綱の嫡子令綱に伴われて紀州に来て、藩主光貞より渡辺氏を名乗るように命じられる。貞享5年（1688年）義兄令綱が、藩主光貞より不行跡を理由に、隠居謹慎を命じられる。この処分は、令綱が父の遺領の内3000石を恭綱に分与するようにとの遺言を実行しなかったことが光貞の上聞に達したためとされる。
元禄2年（1689年）、合力金300両を賜る。正徳4年（1714年）に隠居して家督を嫡男豊綱に譲る。元文2年（1737年）閏11月17日死去。享年80。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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