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渡邊隆[わたなべ たかし] 渡邊 隆(わたなべ たかし、1949年11月10日-)は、日本の実業家。物流・運輸業を営む東江グループの代表取締役社長。東江運輸の創業者である渡邊喜八郎の息子であり、慶應義塾大学卒業後に同社に入社、後に経営の後を継いだ。競走馬の馬主としても知られる。東京都出身。 == 馬主活動 == 馬主資格取得は1979年。「トウコウ」の冠名で知られた父・喜八郎と親子二代の馬主であり、かつては良血馬を喜八郎、動きが良い馬を隆が所有するという形態が取られていた〔『優駿』1999年5月号 p.89〕。馬の血統表やファミリーテーブル、セールの名簿を眺めることが趣味であるといい〔『優駿』1999年10月号 p.20〕、血統に造詣が深い。所有馬はいずれも自身が考案した配合によって生まれたもので、事実上のオーナーブリーダー(馬主兼生産者)である。特に日仏で活躍したエルコンドルパサーがよく知られ、クロスが幾重にも掛けられたその配合は、アメリカの競馬誌『デイリーレーシングフォーム』において「フェデリコ・テシオ、マルセル・ブサックに続く (Move over Federico Tesio and Marcel Bussac)」、「比類なき配合によって、エルコンドルパサーは非常に重要な種牡馬となるだろう (With his incomparable pedigree,El condor pasa should be very important stallion)」と高い評価を受けた〔『書斎の競馬』第1号42頁に掲載された紙面写真より。なお、この記事では馬主名が「Kihachiro Watanabe」とされていたが、誤りである。〕。 「我々は常に挑戦者でありたい」〔「トピックス 渡辺オーナーに直撃!! スシトレイン米国遠征の理由」、『サラブレ』第9巻第3号(2003年3月号)、エンターブレイン、11ページ。〕と語り、所有馬の海外挑戦に積極的な姿勢を表明している〔。1999年のエルコンドルパサーのフランス遠征に続き、2003年にはスシトレインのアメリカ遠征を計画した〔"Sushi Train Scheduled for Stop on Triple Crown Trail ", The Blood-Horse, 2003年1月23日, 2016年1月25日閲覧.〕〔。ただしスシトレインの遠征は最終的に取りやめている〔「スシトレイン放牧へ 」、競馬ブックコーナー、競馬道OnLine、2003年3月10日、2016年1月25日閲覧。〕。 勝負服については、かつては「黄、青一本輪、赤袖」という配色であったが、現在は「青、白襷」を使用している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「渡邊隆」の詳細全文を読む
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