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渡辺 順次(渡邉 順次、わたなべ じゅんじ、1948年 - )は日本の化学者。前東京工業大学教授。高分子化学を専門とする。 == 概要 == 高分子液晶の権威であり、後述のバナナ型液晶の発見者である。このバナナ液晶の拡がりは大きく、現在では欧米でも盛んになっている。また、バナナ液晶に関する国際会議 (International Symposium on Banana Liquid Crystals) も行われているほどである。 もともとは高分子構造化学が専門であり、天然高分子の構造や主鎖型ポリエステル液晶の一連の研究を行っている。さらに実用化されたものもある。また生命の作り出す構造色に関する研究でも知られている。また、バナナ型液晶の第1報にあたる論文〔 T. Niori, T. Sekine, J. Watanabe, T. Furukawa and H. Takezoe J. Mater. Chem. 6 (7): 1231-1233 (1996) 〕は600回以上の引用がなされている。 バナナ液晶に始まる一連の研究やポリペプチドを用いたコレステリック液晶の研究は、キラリティの分野でも評価が高く、国際会議 Chirality 2009 では、plenary Lecture(全員出席の講演)を行っている。 最近では民放を中心にテレビ放送にも登場しており、ザ・ベストハウス123では、吸水性ポリマー・構造色を発するナノ微粒子などを紹介した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「渡辺順次」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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