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渡部 直己(わたなべ なおみ、1952年2月26日 - )は、日本の男性文芸評論家、早稲田大学文学学術院教授。日本の文芸批評家である蓮實重彦、平岡篤頼、柄谷行人、小説家の金井美恵子、フランスの批評家であるジャン・リカルドゥー、ロラン・バルトらの影響を強く受ける。構造的隠喩の分析を得意とする、いわゆる「テクスト論」の文芸批評家としてデビュー。批評家の絓秀実との共著『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』(1993年)などで知られる。 == 経歴 == * 東京都出身。東京都練馬区在住。父親は第18代統合幕僚会議議長渡部敬太郎。 * 1970年東京学芸大学附属高等学校卒業。高校時代の友人に千野秀一がいた。 * 1974年早稲田大学第一文学部卒業。卒論はカミュ。 * 1976年同大学院修士課程(フランス現代文学)修了。当時ヌーヴォー・ロマン研究の牙城であった早稲田大学の中心的人物平岡篤頼と師弟関係を結ぶ。博士課程への進級試験に落第。横浜の高校でフランス語を教える。 * 1978年、『早稲田文学』12月号に、漫画『がきデカ』を論じた「露出狂の反逆」を発表してデビュー。 * 1979年、早稲田大学の江中直紀、芳川泰久と「レトリック研究会」を始める。 * 1981年、絓秀実と出会い、「批評研究会」に参加する。 * 1982年、4月から日本ジャーナリスト専門学校文芸創作科講師となる。 * 1983年、絓秀実、江中直紀らと季刊批評誌『杼』を創刊。初の著書『幻影の杼機 泉鏡花論』を刊行。なお、「杼機」は機械の意味で「チョキ」と読む。意味は「パーに勝つ」であると、かつて『杼』紙上で語っている。 * 1997年、近畿大学文芸学部教授。 * 2008年4月より現職。文化構想学部の文芸・ジャーナリズム論系で教鞭を執る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「渡部直己」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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