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温水暖房(おんすいだんぼう)とは、60 - 80℃の温水を循環させる暖房方式である。 == 概要 == 比熱の大きな水を大量に用いるため、温度が上がるまでに長い時間を要するものの、停止してからも暖房の効果が長続きする利点がある。 建築物用の温水暖房の構成は、温水缶、放熱器、温水管、環水管、膨張タンクおよび溢流管その他から成る。 水を加熱する温水缶は、地下室、あるいは1階床上などに設置される。 熱せられた温水は、温水管を通じて放熱器に導かれる。 放熱器は、室温を一定に保つために熱を放射する装置で、暖められるべき室内に設置される。温水がその内部を流通する間に、その保有される: : 熱が表面から室内に伝導される。 環水管は、放熱器で冷却された水を温水缶に戻すための管である。 膨張タンクは、管に連結し、管の最高点よりも高く設置される。装置内の水が膨張し、あるいは装置内に送水された場合、余剰分の水がこのタンク内に溢し、さらに膨張すると溢流管で屋外に流出させる。 温水の循環は、対流式、あるいは機械による強制循環式などがある。 農業や科学分野では温室栽培の熱源として利用されている。 自動車や鉄道車両など、陸上の乗り物の多くに採用されている水冷エンジンでは、その冷却水の余熱を暖房に利用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「温水暖房」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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