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江の島線(えのしません)は、神奈川県鎌倉市の大船駅から藤沢市の湘南江の島駅まで結ぶ湘南モノレールのモノレール路線である。 == 概要 == 三浦半島の付け根付近にある丘陵地帯を貫き、古都・鎌倉市街を経由せずに大船と藤沢市片瀬地区を短絡する。丘陵地帯にありながら、当路線の開業以降、富士見町・湘南町屋両駅界隈が主に準工業地域として、湘南深沢駅界隈が商業・住宅地として、西鎌倉 - 目白山下間の各駅界隈では昭和初期からの別荘地であったものが高級分譲地として再整備されるなど開発が進んだ。そのため、用務客の利用が増加し、沿線から東京方面への通勤と沿線への通勤の両方の需要がある通勤路線としての性格を強める。開業以来の2両編成では利用客をさばききれなくなり、1975年には現在の標準組成である3両編成が登場している。 同時に片瀬海岸・江の島を始めとする湘南地域の保養地・観光地アクセス手段の一つでもあるものの、1978年には観光需要が3割、通勤・通学需要が7割であったものが、現在では通勤・通学需要が9割に達する。朝夕は激しく混雑し、富士見町 - 大船間においては混雑率が185%にまで達する列車もある〔2007年の記録。平成19年度神奈川県交通関係資料集(2008年神奈川県県土整備部都市計画課編)〕。特に湘南モノレールの大株主だった三菱電機の従業員用務需要は大きい。 近年においても大船駅に近い富士見町駅周辺においてマンション開発が相次いでいるほか、JR東日本の大規模工場が撤収した湘南深沢駅前では鎌倉市が「第3の都市拠点」として再開発を計画〔深沢地域の新しいまちづくり基本計画 - 鎌倉市拠点整備部鎌倉深沢地域整備課 サイト内〕している。深沢地区と隣接する藤沢市村岡地域において大規模研究所施設の建設により就業人口が増したことから、関係自治体によるも立ち上がっている。 大船駅と湘南江の島駅の両終端駅には駅員が常駐して自動改札機が設置されている。湘南町屋駅及び西鎌倉駅には自動改札機と自動精算機が設置されている。それ以外の無人駅は自動券売機のみ設置されており原則として乗務員が集札を行っている。ただし、下り列車の富士見町駅では大船駅から初乗り運賃であること、大船駅に自動改札機が設置されているため、集札は行われず、駅備え付けの集札箱に乗車券を入れるようになっている。 路面電車の停留場に似た簡素なものがほとんどであるが、1日の乗降客数が5,000人を超える「特定旅客施設」に該当する駅が多いため、交通バリアフリー法(現バリアフリー新法)による移動円滑化の動きがある〔鎌倉市移動円滑化基本構想第2部編 湘南深沢駅周辺地区 — 鎌倉市役所都市政策課 サイト内〕。これにより湘南町屋駅や西鎌倉駅には、エレベーター設置に伴い駅舎が改修されているほか、開業以来基準のなかったサインシステムが導入された。 また保安装置はATSを使用し、終点駅や交換可能な駅には鉄道の地上信号機と同じ常置信号機(出発・場内)と従属信号機の遠方信号機が設置されており地上信号での自動閉塞式で運転されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「湘南モノレール江の島線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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