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フジテレビ湾岸スタジオ(フジテレビわんがんスタジオ)とは、東京都江東区青海(FCGビルとテレコムセンターの間)にあるフジテレビジョンが所有するテレビ放送・テレビ番組収録兼用のスタジオである。同局の開局50周年記念事業の一環として建設され、名称は一般公募約1万4300件から選ばれた。通称「湾岸スタジオ」。 == 概要 == *フジテレビが建設したテレビスタジオ。フジテレビ本社があるFCGビルから徒歩で約10分と近くにある。従来東京都内に分散していた同社系列の番組収録スタジオ(渋谷ビデオスタジオ、フジテレビ砧スタジオ(TMC)(共に閉鎖・退去)等)を統合・集約し、作業効率・費用効率の向上、企画から収録・編集・放送までの一貫したコンテンツ制作体勢の構築を目的として建設された。 *総床面積は5459m²、敷地面積は1万9379m²、延床面積は約7万1000m² 、総工費約580億円。地下1階・地上7階の建物の中に大中8つのスタジオがある。この施設は番組収録を主目的として建設されたものであるが、FCGビルとの間に大容量の双方向光ケーブルが敷設・運用されており、この施設内のスタジオからも生放送が可能である(ただし生放送を行う場合、本社側の副調整室も開く必要がある)。この施設で収録されるスタジオの配分はドラマ収録に4スタジオ、音楽・バラエティ収録に4スタジオずつとなっている。また、出演者用控え室は68部屋、駐車場には237台の駐車が可能。 *使用するスタジオを番組の用途別に分け、大道具の入れ替えが比較的激しいバラエティ・音楽番組と、逆に大道具を立てたままにしておくことの多いドラマの収録エリアを分離することで、効率の良いスタジオ運用を可能としている。 *施設としては8つのスタジオのほか5つの編集室があり、そのうち2室はノンリニアマルチカメラ編集室でスタジオ収録からリアルタイムで最大16面までのデジタイズ処理が可能になっている。また、IMAGICAの品川プロダクションセンターとの約3.0km間を専用回線で結んでおり、遅延なしのリアルタイムでのポストプロダクション作業をフジテレビ湾岸スタジオと品川で並行して行うことが可能になっている。 * 当初はニッポン放送と共同で建設し、ラジオスタジオも設ける予定であったが、フジテレビジョンがニッポン放送を完全子会社としたことに伴い共建及びラジオスタジオ設置計画は解消し、フジテレビジョン単独での建設に移行された。 * この施設では、フジテレビ地上波の番組収録以外にも、主に本社であるFCGビル内の中規模なV7スタジオから放送しているBSフジの放送スタジオとしての使用や、同じく主に本社内の小規模なVGスタジオから放送しているフジテレビONE、フジテレビTWOの代替施設として、現在一部の番組収録に使用されている。 *FNS及びFNN系列で本社演奏所以外にこのようなスタジオを持っているのは他に関西テレビ放送のレモンスタジオがある。 *名称は、フジテレビが台場のみならず、東京ディズニーリゾート、横浜みなとみらい21と並ぶ、東京湾岸エリアの全国区の知名度を誇っているシンボル的存在となっていることを踏まえ、東京湾岸エリアを横断する首都高速湾岸線から取った。 *台場本社と異なり、展示ギャラリー・ショップ等がある1階と屋上の公開エリア以外の建物内は一般人の立ち入りが完全に規制できる。 *2008年4月より一般見学は休止しているが、2009年7月18日からのフジテレビのイベントお台場合衆国で、同局で放送中のめざましテレビのスタジオを再現した「プチめざ」を湾岸スタジオで行うため、その期間は一般の見学者も中に入ることができる。 * 2011年より、「TOKYO IDOL FESTIVAL」の会場として、期間中はバラエティ収録用のスタジオや屋上などにステージが設けられる。一般見学休止中のため、関係者以外が湾岸スタジオ屋上に立ち入ることができる数少ない機会となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フジテレビ湾岸スタジオ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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