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湿り空気線図(しめりくうきせんず、Psychrometric Chart)とは線図上に、乾球/湿球温度/露点温度、絶対/相対湿度、エンタルピーなどを記入し、その中から2つの値を求めることにより、湿り空気の状態が分かるようにした線図のことである。 空気線図、湿度線図とも言う。 湿り空気線図といえば、主に「湿り空気''h'' -''x'' 線図」の事を指すのが一般的になっている。空気の状態や熱的変化知るのために、主に用いられる。 == 湿り空気''h'' -''x'' 線図 == 湿り空気の熱的性質を標準大気圧(=101.325kPa)を基本として、比エンタルピー(''h'' )と絶対湿度(''x'' )を座標軸にとって斜交座標系とし、線図化したものである(乾球温度と絶対湿度を直交座標系としたようにも見えるが、乾球温度一定の線は場所によって角度が異なるため、これは正しくない)。 線図の2項目の値が決まっていれば残りの特性値を求めることが出来る。右に示した線図の構成要素は以下の通りである(括弧内は線の色)。 * 乾球温度 - 垂直に伸びた直線(緑)。一般的な温度計の温度がこれ * 湿球温度 - 斜め(右下がり)に伸びた直線(青) * 相対湿度 - 放射状(右上がり)に伸びた曲線(赤)。一般的な湿度計の湿度がこれ * 絶対湿度 - 水平に伸びた直線(濃紺) * 比エンタルピー - 斜めに伸びた直線(黒) * 比体積 - 斜めに伸びた直線(緑)。空気1kgの体積(m³) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「湿り空気線図」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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