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湿瘡 : ウィキペディア日本語版
疥癬[かいせん]

疥癬(かいせん、)は、無気門亜目ヒゼンダニ科のダニヒゼンダニ(学名:''Sarcoptes scabiei'' var. ''hominis'')の寄生による皮膚感染症湿瘡(しっそう)、皮癬(ひぜん)ともいう。知られている皮膚疾患の中で、掻痒は最高度である。
== 概要 ==

動物の種類によってヒゼンダニの種は異なる。ヒトに対しては、''Sarcoptes scabiei'' var. ''hominis'' が関係する。ヒゼンダニの大きさは雌成虫で体長約400μm、体幅約325μmで肉眼ではほぼ見えない。交尾を済ませた雌成虫は、皮膚角質層の内部に鋏脚で疥癬トンネルと呼ばれるトンネルを掘って寄生する。疥癬トンネル内の雌は約2ヶ月間の間、1日あたり0.5-5mmの速度でトンネルを掘り進めながら、1日に2-3個、総数にして120個以上のを産み落とす。幼虫は孵化するとトンネルを出て毛包に潜り込んで寄生し、若虫を経て約14日で成虫になる。雄成虫や未交尾の雌成虫はトンネルは掘らず、単に角質に潜り込むだけの寄生を行う。
交尾直後の雌成虫が未感染の人体に感染すると、約1ヵ月後に発病する。皮膚には皮疹が見られ、自覚症状としては強い皮膚のかゆみ(アレルギー反応)が生じる。皮疹には腹部や腕、脚部に散発する赤い小さな丘疹、手足の末梢部に多い疥癬トンネルに沿った線状の皮疹、さらに比較的少ないが外陰部を中心とした小豆大の結節の3種類が見られる。
通常疥癬と角化型疥癬に大別される〔疥癬とは 国立感染症研究所〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「疥癬」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scabies 」があります。



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