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満寵 : ウィキペディア日本語版
満寵[まん ちょう]
満 寵(まん ちょう、? - 242年)は、中国後漢末期から三国時代の武将、政治家。字は伯寧。子は満偉・満炳。孫は満長武満奮。『三国志』魏志に伝がある。兗州山陽郡昌邑県の人。
== 生涯 ==

=== 能吏として出世 ===
身長は8尺(約190cm)あったと伝えられる。18歳の時に県の役人(督郵)になった。郡内で私兵を率いて乱暴していた李朔という人物は、二度と乱暴しなくなったという。高平県令を代行した際、督郵張苞の横暴を見てこれを逮捕し、その場で取り調べを終えた上で、そのまま自ら官職を捨てて帰郷したという逸話を持つ。
その後、曹操に仕えた。曹洪配下の将が曹氏の権勢を笠に着て略奪を行った時、満寵は速やかにこれを逮捕した。そして曹洪から曹操への働きかけがあった事を知ると、直ちに処刑した。この行為は曹操に大いに賞賛された。
楊彪が逮捕された際、荀彧孔融に手心を加えるよう頼まれたが、満寵は規則通り(注によると、笞打ち)に訊問した上で、曹操に「処罰するなら罪を明確にすべきである」と直言した。このため曹操は楊彪を赦免した。
これらの事から分かるように、満寵は誰に対しても公明正大で法に厳しかったが、傲慢ではなかったので人から疎まれることは無かった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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