翻訳と辞書 |
満屋裕明[みつや ひろあき]
満屋 裕明(みつや ひろあき、1950年8月9日〔 - )は、日本のウイルス学者。熊本大学医学部内科学の教授。アメリカ国立癌研究所内科療法部門レトロウイルス感染症部部長。国立国際医療研究センター臨床研究センター長(2012年-)。HIV治療薬の研究を行っている。 1985年、アメリカ国立衛生研究所で世界初のHIV治療薬「AZT」を開発した〔。同年にAZT開発について論文発表をしたが、アメリカでの特許は、実験に協力していたバローズ・ウェルカム社が、満屋に無断で取得してしまった〔2011年2月15日の朝日新聞朝刊23面〕。満屋は同社が高価格でAZTを売り出したことに怒り、さらに新しいHIV治療薬の研究に励んだ〔。その結果、世界で2番目と3番目のHIV治療薬(「ddⅠ」と「ddC」)も満屋が開発した〔。なお、満屋がライセンスを企業に与える際には、適切な価格での販売を条件にしている〔。 2006年には、アメリカの研究者との共同研究で開発したHIV治療薬「ダルナビル」が、途上国が特許料を払わずに使える医薬品として世界で初めて国連の機関に登録された〔国立国際医療研究センター公式サイト - お知らせ - 満屋裕明臨床研究センター長の「日本学士院賞」受賞決定について 〕。 2007年には紫綬褒章、2015年には日本学士院賞を受賞〔。 == 略歴 ==
*1950年8月9日 長崎県佐世保市生まれ
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「満屋裕明」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|