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満語 : ウィキペディア日本語版
満州語[まんしゅうご]

満州語(まんしゅうご、滿洲語、、転写:Manju gisun)は、満州族が話すツングース諸語に属する言語
== 概要 ==
満州族は中国の統計で、1千万人を超える人口を誇る。しかし、一方での時代、長年に渡り、人口の上では圧倒的な少数派でありながら支配者として漢族を含む中国全体に君臨した結果、満州族の文化は中国文化と融合・同化していった。そして、清が滅び、漢族が主体の時代に入ると、その同化速度は加速していくこととなり、多くの固有の文化が失われていった。
満州語も、そのようにして失われていった文化の一つであり、満州語の話者は満州族の間でも現在では極めて少なく、消滅の危機に瀕する言語の1つである〔現在の中国で識別されている「満族」のうち、満州語を母語として話す(または話していた)ことが確認されているのは黒竜江省の農村部に分布するごく少数である。それ以外、特に都市部に居住する「満族」は中国語を母語としている。満洲語と満洲文字は清朝の第一公用語で行政言語であり清朝は満州族に対し満州語の学習を度々奨励したが、書記言語は公用文として使用されたものの、音声言語の使用は次第にすたれた。最後の皇帝であった愛新覚羅溥儀は幼少時にという教師から満州語を学んだがついに習得できなかった。〕。
その一方、清代には旗人を中心に北京周辺で話されていた言葉と満洲語の語彙が混じり合った言葉が用いられた。その結果、北京語は他の方言とは異なる特徴を持つ言葉となった。その北京語は現在共通語として使用されている普通話の元となっている。
民間の漢人は満洲語と満洲文字の習得は禁止されていた。漢人で満洲語と満洲文字を学ぶことを許され、中央政治に参加できたのは科挙合格者の状元榜眼のみであった。
満州語は、言語学的にはツングース諸語に分類される膠着語である。アルタイ語族があるとすればツングース語派に分類されることになる。満州語の表記は、モンゴル文字を改良して作られた満州文字を使う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Manchu language 」があります。



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