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源氏名 : ウィキペディア日本語版
源氏名[げんじな]
源氏名(げんじな)とは
# 源氏物語にちなんで付けられた名前のこと。歴史的な用法。本項での主な解説対象。
# 風俗産業などに従事するものが名乗る仮の名前。源氏物語との関連は特にない。現代の用法。上記の源氏名から発展した。
== 概要 ==
源氏名とは、源氏物語にちなんで女性に付けられた(あるいは女性が名乗った)名前のことである。当初は中世から近世にかけて公家に仕えた女官の名のことだったが、後に武家奥女中などにおいても用いられるようになった。「源氏名」を使用したことが確認できる最も早い事例は、『実隆公記』に記載されている「梅枝」という名の三条西実隆に下女として仕え永正2年(1505年11月6日に死去した女性である〔植木朝子「源氏名」『源氏物語ハンドブック』新書館、1996年10月25日、 ISBN 4-403-25019-X 〕。源氏名とされるための条件は以下のようなものである。
*最狭義には五十四帖の巻名のいずれかそのものに限られる。
*狭義にはそれに加えて巻名になっていない源氏物語の登場人物にちなむものを含む。
*広義には源氏物語とは直接の関係ないが源氏物語を連想させるような雅な名前を含む。
もともと遊女には、古くは平安時代から本名とは異なる雅な名前を名乗る慣習があり〔西山松之助「源氏名」『国史大辞典吉川弘文館〕、江戸時代の遊郭遊女が源氏名を使用した。この段階で源氏物語とは余り関係の無い『源氏名』が多くなったとされる〔角田文衛「娼妓の名」『日本の女性名 歴史的展望』国書刊行会、2006年4月、pp.. 290-296。 ISBN 4-336-04745-6〕。
さらに時代が下り、水商売や風俗店で働く女性や男性〔http://www.geocities.jp/nebkepella/Knowledge/GayKnow2.html〕は、やはり仕事の上で本名ではない名前を使う事が多いが、源氏物語とは特に関係ないにも関わらず、それをも源氏名と呼ぶようになった〔荻生待也編著「源氏名」『日本人名関連用語大辞典』遊子館、2008年6月27日、p. 77。 ISBN 978-4-946525-89-6 〕。これは今日でも続いている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「源氏名」の詳細全文を読む



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