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源氏小鏡(げんじこかがみ)とは、源氏大鏡と並ぶ代表的な源氏物語の梗概書である。室町時代初期の成立とみられている。 == 内容 == 源氏物語をその巻序に従って物語の梗概をまとめている。その内容は簡潔であって、物語の和歌も主なものを引くだけである点が物語中の和歌をすべて載せる『源氏大鏡』などと大きく異なる点である。注釈も簡潔なものが多く注釈書的性格も希薄である。中世・近世文学に多大な影響を及ぼしたために異本が極めて多く、巻数も1巻本・2巻本・3巻本がある。版本としては、江戸時代初期の古活字本をはじめとして、整版本も、明暦・寛文・延宝・寛延・文政版など、江戸末期まで何種類も刊行された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「源氏小鏡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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