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源氏物語の写本[げんじものがたりのしゃほん]
本記事では、源氏物語の写本について説明する。
== 概要 == 日本の古典文学を代表する作品である源氏物語には数多くの写本が残されている。日本でも木版による印刷技術は飛鳥時代から存在したものの、それによって印刷されたのは仏典や漢籍に限られており源氏物語のような文学作品は長く「印刷」される事は無かった。そのために、源氏物語は平安時代中期に著されてから江戸時代初期までは写本でのみ読むことが出来た。それ以降は古活字本を始めとする印刷本が流布する事になって行く。 どれくらいの数の源氏物語の写本が存在する・したのかは明らかではない。校異源氏物語及び源氏物語大成は約60本の写本を校合の対象にしており、これらと重なるものも多いが源氏物語別本集成は約40本、河内本源氏物語校異集成は約30本の写本を校合の対象にしており、主要な校本で校合の対象として取り上げられている写本はのべ100本程度である。1932年に東京帝国大学文学部国文学研究室において開催された展観会における目録〔東京帝国大学文学部国文学研究室編『源氏物語に関する展観書目録』岩波書店、1932年。〕では青表紙系統62種、河内本系統34種、別本系統24種の計122写本が取り上げられており、1960年の大津有一「諸本解題」池田亀鑑編『源氏物語事典 下巻』(東京堂出版)では計125写本が取り上げられているが、これらの文献に挙げられているのはあくまで全体から見るとほんの一部の写本であり、これらに含まれない写本も多数存在する。また、#写本の状況で詳述する通り、全巻揃った写本は少ない。 21世紀に入っても写本は時折発見され、ニュースになる事がある〔たとえば〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「源氏物語の写本」の詳細全文を読む
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