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源精 : ウィキペディア日本語版
源精[みなもと の くわし]
源 精(みなもと の くわし、生没年不詳)は、平安時代前期から中期にかけての貴族嵯峨源氏大納言源定の子。官位従四位上大和守
== 経歴 ==
貞観10年(868年正六位下から二階昇進して従五位下叙爵し、貞観14年(872年侍従に任ぜられる。貞観18年(876年雅楽頭
元慶3年(879年)従五位上に昇叙され、翌元慶4年(880年大宰大弐に任ぜられ地方官に転じる。仁和元年(885年)大宰府の年貢が鵜期と違っていた(4月以前に貢進すべきところ7月に遅延)ことを理由に少弐以下の官人が罰せられた際、同じく少弐の御室安常とともに90、贖銅9斤を科された〔『日本三代実録』仁和元年10月19日条〕。
仁和5年(889年)少弐の任期を終えてに戻った際に光孝天皇に黒猫を献上した〔『寛平御記仁和5年2月6日条〕。これは後に宇多天皇に渡り、『寛平御記』にはこの黒猫について詳しく記されている。寛平7年(895年大和守に任ぜられ、最終官位は従四位上行大和守〔『古今和歌集目録』〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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